テナント探しをするにあたり何を目安に探したらよいか。このあたりのポイントにお役に立てるよう何を重視して探しているかを書いていきます。
ポイントは以下のとおりです。
大きく分けると4項目に分けられます。
この中でもいくつか小項目に分け、優位性を検証することでどれくらいの売り上げが見込める場所なのか判断することをシュミレーションといっています。
ランドリーの売上に大切なもの-認知度(ライバル店舗数)-
認知度(ライバル店舗数)とは
次の項目である認知度とはどのようなものでしょうか。
認知度の要因には通行量要件、近隣店舗要件、店舗状況要件、駐車場状況要件、買い物経路要件と間口要件があります。
認知度についてはたくさんの要件がありますね。
今回は近隣店舗要件についてです。
ライバル店は少なければよい?
商売で考えればライバルは少ないほうが良いのは鉄則ですね。
ランドリーでも同様のことが言えるのでしょうか。
認知度のためのライバル店という面で考えていきましょう。
ライバル店が多い場合
ライバル店が多い場合、デメリットはお客様の取り合いになることは間違いないです。
そのうえでメリットとするとランドリーを利用することに慣れている、または習慣になっているということも言えます。
ここはランドリー独特の考え方になるかと思います。
ランドリーはなくても生活できるサービスです。
対して使ったことがある人にとっては、家事の時短・室内干しの嫌な臭いからの脱却・花粉やダニ対策など無くてはならないものになります。
中には布団が洗えたりカーペットが洗えたりと家ではできない物を洗える際に使用するといった時期によって使用する方もいらっしゃいます。
こういったようにランドリーは見たこともない大きな機械を使用するため、使用したことないお客様にとってはハードルが高いため、すでにライバル店があるということは利用しなれたお客様がいらっしゃるという点でメリットになるのです。
競合店が少ない場合
ライバル店が多いときの相反するお話になります。
メリットはそのエリアのお客様を囲い込むことができる点です。
周辺の世帯数が少なくても他に競合がいなければ少し遠くても来店してくれるので何よりのメリットといえるでしょう。
逆にデメリットはどうでしょうか。
使い始めるハードルの高さがポイントになってきます。
使ったことが無い方は無意識にお金を払って洗濯するということがしっくりこないことが多々あります。
一昔前にお茶や水をお金を払って買うのが理解できないという時代がありました。
今では、買うことに抵抗がある人は少なくなりましたよね。
感覚的には、そういった感じに近いかもしれません。
そのため、売上が上がるまで時間がかかりやすい側面がデメリットとして挙げられます。
だいたい一般的には3年目で売り上げ見込みが100%に到達するような想定で出店しますがそれが後ろにずれ込む可能性が高くなります。
全体として注意すべきポイント
競合が多く見込み客が多いエリアか、競合は少ないが見込み客も少ないエリアかどちらが良いのでしょうか。
私は見込み客が少なくても競合の少ないエリアを選びます。
何故かというと競合が多い場合、お客様の取り合いに設備を新しくしたり付加価値を上げたりしていく必要があります。
この場合、改善する意思と資本が多いことろしか生き残れません。
逆に見込みが少なくても、イベントを開催したりチラシをまいたり、大きな費用を負担しなくても見込み客化することができます。
そしてその見込み客がお客様になってくれれば長い期間独占状態を維持できるでしょう。
どちらが大変か、また資金が必要か、そして売り上げの上昇の余地がどれだけあるか複合的に考えると見込みが少ないほうが良いと考えています。
この辺りはポイント4の競合度との兼ね合いの考え方となります。
今回のポイント3の認知度のみでの結論は、競合が多いほうが良いです。
ランドリーに興味を持ってもらえる確率が高まるからです。
今回は説明として一つずつ話しているので話が相反してしまいますが、出店には一つだけのポイントではなく複合的に店舗の評価を出していかなければなりませんね。
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