テナント探しをするにあたり何を目安に探したらよいか。このあたりのポイントにお役に立てるよう何を重視して探しているかを書いていきます。
ポイントは以下のとおりです。
- 世帯密集度
- 利便性 ←今回はここ その1
- 認知度
- 競合度
大きく分けると4項目に分けられます。
この中でもいくつか小項目に分け、優位性を検証することでどれくらいの売り上げが見込める場所なのか判断することをシュミレーションといっています。
ランドリーの売上に大切なもの-利便性(駐車場)-
利便性(駐車場)とは
次の項目である利便性とはどのようなものでしょうか。
利便性の要因には駐車場要件と道路状況要件があります。
今回は駐車場についてです。
何台止められればよいか
可能であれば10台止められる広さが欲しいところです。
最低でも3台はないと郊外型としては厳しくなります。
よっぽど良い場所でない限り、5台は止められるところを探していきましょう。
駐車場10台が評価点上限として、これを割り込むと評価点を下がるようになります。
郊外型は店舗の面積も広くなり使用できるポケット数(洗濯や乾燥できるドラムの数)が多くなりますから、それに見合う台数を止められないと売り上げが伸びにくくなってしまいます。
道路付けや駐車場の位置は
店舗に駐車場がついているとしても以下のポイントを確認しましょう。
- 駐車場がどこにあるのか
- 出入りがしやすいか
- 止めやすいか
駐車場がどこにあるか
駐車場があるとしても場所が非常に重要です。
洗濯物を持って歩く距離が長ければ長いほど面倒くささにつながります。
店舗の裏<店舗の横<店舗の前という順で使いやすさが上がっていきますがランドリーの出店を考える場合、店舗の前に駐車場がある場所にしましょう。
出入りがしやすいか
ランドリーの利用するメインターゲットは主婦層です。
現状、女性のお客様が多く間口が広く出入りがしやすい駐車場が好まれています。
また、間口が広くても縁石が出入りを制限してしまっていたりするとメリットが目減りしてしまいます。
止めやすいか
たとえ間口が広く縁石がなくても奥行きがないと入出庫する際に道路に出なければならず、止めにくく感じることがあります。
奥行きや展開スペースがあるとゆっくり駐車できますので止めやすい駐車場になります。
全体として注意すべきポイント
このポイントは評価全体の一部でしかありません。
駐車場の数は売り上げの上限を押し上げるもので、止めやすさなどは利用率に影響してきます。
車の運転をする方は自分が止めると仮定して使いやすいか入りやすいかなどを検証しましょう。
台数があればあるほど良いのは間違いありませんが、賃料が高くなってしまう要因にもなるので、売り上げのバランスを考えつつ探していく必要があります。
出店の最低合格点を60点とすると10点分に相当するぐらい利便性のうち駐車場は大切なのです。
どんなに悪くても3台止められるような候補地を探しましょう。
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