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コインランドリーは儲かるのか その2

コインランドリー
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熱が収まって今一度、コインランドリーは稼げるのか冷静に考えてみましょう。の第2弾です。

コインランドリー投資の稼げるかの考察

まずコインランドリーを始めるにあたっていくつかのパターンがあります。


開業スタイル
1.フランチャイズ
2.独立系


資金の準備
A.借入もしくはリースを行う
B.自己資金で行う


店舗探し
α.テナントを借りる
β.建物を建てる(土地借り)、テナントを購入する
γ.自前の不動産で行う


概ねこのパターンの組み合わせで開業になるかと思います。

2番目に多いパターン(独立系+テナント+借入)

ある程度、自分の意思を反映させたい、自分なりのお店にしたいと考える方にお勧めといえるこのパターンで考察していきます。

独立系ではどうなるか(開業スタイル)

独立系では、担当する代理店によってフランチャイズより幅が広い店舗設計が可能です。
看板(ブランド)は使用する、管理だけ委託するなどなど。
代理店によって扱えるメーカーが違ったり、キャッシュレス機能を付加できるところもあったり、何かと便利なスニーカーが洗え乾燥できるスニーカーランドリーを導入できるところもあったりと自分のイメージに近い代理店を選ぶことができるのでそこもメリットですね。

何より独立系ではフランチャイズによくある加盟金も不要ですし、システム代広告費といったランニングコストもかかりません。
代わりに、チラシをまくタイミング、業務フローなど自分で工夫していかなければなりません。
しかし代理店と相談できる関係さえ築ければ、代理店をブレーンとして自分で運営をコントロールできるスタイルとも言えます。

私の場合、2店舗とも独立系でやってます。
色々運営上のトラブルや機械の不具合などありましたが、相談できる先があり、一度対応してしまうと慣れてくることもあり、

そこまで負担ではありませんでした。
またランドリーは大儲けできる事業ではないのであまりコストをかけたくないという点でも必然の選択でした。


独立系オーナーが日頃やるべきことリスト

  • コールセンター業務(外部委託可 1万/月)
  • 集金(外部委託可 2万/月)
  • 清掃(外部委託可 4.5万/月)
  • 洗剤等の発注(委託できなくもない)
  • トラブル処理(外部委託可 5千円/回)

独立系ではオーナーの管理範囲が広いのでやることリストを一つずつ確認していきましょう。

コールセンター業務

コインランドリーは基本無人で行う事業スタイルです。
そのため、使い方がわからない、お金を入れたけど動かないなどは誰かが受け付けられるようにしていく必要があります。
店舗のわかりやすいところに電話番号を掲示しお客様がわかりやすいようにしておきましょう。

電話番号は携帯番号、050などのIP電話番号、フリーダイヤルなどがあります。
自分の携帯番号を表示したくない方は受信専用の格安SIMなどもう一台用意するとよいかと思います。
スマホを二台持ちしたくない方は、050アプリなどをいれ普段使用しているスマホで受電できるようにすると楽です。

それ以外に電話受付を外部委託する方法もあります。
大手の代行業者さんだと月1万円くらいでやってくれて24時間年中無休で受けてくれるのでとても便利です。
基本的には受電して内容を聞き取り、オーナーへ連絡するというサービスです。

私も1店舗は利用していてもう一つは自分で受けてます。
受付時間の案内を書いていても深夜に電話してくる人もいますし精神的に委託したほうが楽だなというのが実感です。

集金業務

集金を委託する場合1回でいくらというスタイルが多いです。

ただ集金は機械ごとの売上を確認する意味合いもあり、なにより売上回収は楽しいのでよっぽど遠方でなければオーナーさんが行うことが多いのではないでしょうか。

売上管理システムを導入している場合はWEBで確認できてしまうので委託して手間を減らすこともありですね。

清掃業務

清掃は毎日行うお店、隔日に行うお店などオーナーさんの考え次第です。
さらに、オーナーさんが自ら行う、オーナーがスタッフさんを採用する、業者に委託するといった選択肢があります。

自分で採用する場合に費用は地域の最低自給を目安に1日1時間で計算します。
簡易的に1000円とすると一月3万円ほどのコストがかかります。

これを採用、監督など業者に委託すると4.5万円ほどになります。

最近は採用もお金はかかりませんし契約書のフォーマットもネットにたくさんあるので、サラリーマンの副業であっても自ら採用して清掃体制を整えるのが良いかと思います。

洗剤などの発注業務

掃除や運営に必要な備品の発注は、どのタイプの掃除スタイルでも大きな問題にならないかと思います。
外部委託の場合は報告が入りますし、清掃スタッフさんを雇っても報告ルールを決めておけばなくなったことに気が付かなかったなんてこともないかと思います。

洗剤は代理店経由で購入することが一般的ですが、ネットで検索すれば洗剤を販売する業者さんを見つけることも可能です。

トラブル処理

ランドリーのトラブルで多いのは、お金を入れたのに動かない(返金業務)機械が止まってしまった(返金業務)エラーが出ている(復旧業務)あたりです。

実際対応してみるとその場で解消できるのが9割、できないのはメンテナンスしてもらわないといけないので使用中止の札を貼って放置するだけです。
なのでそこまで難しいことは起きにくい印象です。

業者さんに委託すると30分ほどの軽作業で5000円/回くらいかかってしまいます。
近くであればオーナーさん自身で、清掃スタッフさんがいれば行ってもらうことで高くても1000円/回でおすすめです。

借入またはリースではどうか(資金の準備)

ここは前回の記事と重複するので関連記事をご覧ください、

コインランドリーは儲かるのか その1
サラリーマンに人気のコインランドリー投資。 副業として行うランドリーは儲かるのか、いくつかのパターンで検証してみました。

 

テナントを借りるとどうか(出店候補地探し)

こちらも前回の記事と重複する部分です。

コインランドリーは儲かるのか その1
サラリーマンに人気のコインランドリー投資。 副業として行うランドリーは儲かるのか、いくつかのパターンで検証してみました。

考察の結論

それでは独立系のパターン(コールセンター利用、掃除スタッフ・集金・トラブル自分)で収支を計算してみます。
わかりやすくキャッシュフローで

  • 家賃  10万
  • 返済  14万(フランチャイズ加盟金がない分返済を減額)
  • 管理費   1万
  • 清掃費   3万
  • 集金    0万
  • 洗剤等   1万
  • 費用計 29万

損益分岐の必要売上額 41万円(水道光熱費率30%として計算)となります。
リースの場合は64万の売上がたつテナントでないとキャッシュフローがマイナスになってしまいます。

フランチャイズのパターンに比べて費用を抑えられるので、損益分岐の売上高が少なくて済みます。
そうすると安全度も上がり撤退のリスクが減らしていけるのがよくわかりますね。
そのためには自己資金を貯める、テナント家賃を抑える、自分でできることは自分でやるなどの対応が必要です。

独立系×借入×テナントであっても売上60万を狙えるテナントでいくと20万ほ
どの収支を得ることができそうです。
運営の手間はある程度かかりますが、自分以外に動いてくれる人と一緒に運営できる仕組みを作りさえすれば比較的時間をかけなくてもサラリーマンの方なども無理なく運営できるスタイルです。

この場合の投資利益率は9.6%(240万÷2500万)ということになりますね。

あとは今回省略したメンテ費用や突発的な対応費、売上の変動も考慮してご判断ください。

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