スポンサーリンク

コインランドリーは儲かるのか その3

コインランドリー
スポンサーリンク

熱が収まって今一度、コインランドリーは稼げるのか冷静に考えてみましょう。の第3弾です。

コインランドリー投資の稼げるかの考察

まずコインランドリーを始めるにあたっていくつかのパターンがあります。


開業スタイル
1.フランチャイズ
2.独立系


資金の準備
A.借入もしくはリースを行う
B.自己資金で行う


店舗探し
α.テナントを借りる
β.建物を建てる(土地借り)、テナントを購入する
γ.自前の不動産で行う


概ねこのパターンの組み合わせで開業になるかと思います。

その他のパターン(独立系+建物を建てる+借入)

土地を借りたり、土地ごと購入してランドリー用の建物を建てたり、コンテナ型で完成品を導入して開業するパターンです。
ある代理店さんはテナントではなく、土地からスタイルを推奨しています。
その理由は新築の建物の耐用年数に関係してきます。
この辺りは記事の後半で。

独立系ではどうなるか(開業スタイル)

こちらは前回のその2で記載している内容と同じです。

コインランドリーは儲かるのか その2
フランチャイズでないコインランドリーの運営では利益がでるのか、必要な売り上げはいくらなのか検証しています。

借入またはリースではどうか(資金の準備)

建物を建築する場合には、リースではもったいないですね。
その理由は、年数の差。せっかく長期で借りれキャッシュフローが良くなるのにリースで支払額を増やしてしまうのはもったいないと考えるからです。
融資額が伸びない場合にリースを利用するのは手だと思います。

新築の木造店舗を建築した場合、耐用年数は22年なので一般的に20年の融資期間がとれます。

・建築費1500万+機械1500万=3000万 借入 金利2% 20年返済
毎月の返済額 15万円 利息640万/20年

借入額が大きくなってしまうことと、場所も固定化して何がなんでもここで利上げを建てていかなければならない状況のためしっかり情報収集をして決断する必要があるスタイルですね。

建築するとどうか(出店候補地探し)

建築をするようなスタイルの土地は100坪以上の駐車場がしっかりとれる場所に向いていますので10台くらいの駐車場がついているので広い商圏から売り上げが見込めます。

車の出入りのしやすさ、視認性、駐車所の広さなど単純にテナントを借りるより気にしなければならないことが多々あります。
その代わりランドリーに向いた全体の設計ができるのは何よりのメリットです。

考察の結論

それでは独立系+建物を建てるパターン(コールセンター利用、掃除スタッフ・集金・トラブル自分)で収支を計算してみます。
わかりやすくキャッシュフローで

  • 家賃  15万
  • 返済  15万
  • 管理費   1万
  • 清掃費   3万
  • 集金    0万
  • 洗剤等   1万
  • 費用計 35万

損益分岐の必要売上額 50万円(水道光熱費率30%として計算)となります。
ロードサイドの土地はなかなか出てきませんし、良い場所は賃料も高いです。
これは地域差もあるので出店希望エリアによって前提条件も変わってきます。

しかしコンビニには小さくて介護事業などには大きいこのくらいの土地は探していけば見つかるかもしれません。

現在郊外型のランドリーは駐車場をいかに確保するかが命題となってくるので、土地から建築するスタイルは郊外型にとても向いていると思います。

このパターンでは商圏を広く取れるため、売り上げの上限値を底上げできる可能性があります。

都心型のコンパクト店舗は60万くらいを狙っていきますが、郊外型は80万くらいを狙っていきます。
郊外型であってもしっかり駐車場を用意できれば稼げる場所がまだまだ存在しています。

独立系×借入×建築であっても売上80万を狙えるテナントでいくと30万ほ
どの収支を得ることができそうです。
その場所で長く売り上げを出し続けることが何より大切になるパターンですね。

この場合の投資利益率は12%(360万÷3000万)ということになります。
その代わり機械だけの借り入れ(設備融資)であれば10年か15年で返済が終わり、それ以降は多く手残りが出るのに対し、20年は返済が続きます。

あとは今回省略したメンテ費用や突発的な対応費、売上の変動も考慮してご判断ください。

コメント