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コインランドリーは儲かるのか その1

コインランドリー
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一時のブームから落ち着いたコインランドリー投資
熱が収まって今一度、コインランドリーは稼げるのか冷静に考えてみましょう。

コインランドリー投資の稼げるかの考察

まずコインランドリーを始めるにあたっていくつかのパターンがあります。


開業スタイル
1.フランチャイズ
2.独立系


資金の準備
A.借入もしくはリースを行う
B.自己資金で行う


店舗探し
α.テナントを借りる
β.建物を建てる(土地借り)、テナントを購入する
γ.自前の不動産で行う


概ねこのパターンの組み合わせで開業になるかと思います。

一番よくあるパターン(フランチャイズ+テナント+借入)

一番副業やランドリー投資でよくあるパターンといえるこのパターンで考察していきます。

フランチャイズではどうなるか(開業スタイル)

フランチャイズとはいっても、費用はピンキリです。
よくあるパターンということで金額を書いていきます。
フランチャイズでは店舗設計、出店候補地探し、宣伝、運営トラブル処理集金、清掃あたりを一括ですべて委託することができます。(太字は運営にかかるもの)

かわりにフランチャイズ加盟金100~300万円、システム使用料3~5万円/月がかかるのがネックです。
もちろん、管理費、コールセンター、集金、清掃などの運営にかかる費用は別途です。

当然ですが人に任せる範囲が多ければ費用が掛かりますが、サラリーマンの方など手間暇をかけれない方には便利な仕組みです。
投資や副業の意味合いが一番強い開業スタイルですね。

借入またはリースではどうか(資金の準備)

これは開業スタイルによって投資総額が変わってきます。
今回のパターン、フランチャイズでは高くなりがちです。(加盟金や機械代などパッケージのため)

フランチャイズでよくある15坪くらいのお店では総額2500万くらいでしょうか。
毎月のキャッシュフローに影響する返済期間はどうかというと、融資では10年~15年、リースでは7年が基本です。

融資の場合

機械の法定耐用年数は13年なので、設備資金として借り入れる場合10年になることがあります。
公庫など事業計画次第で15年で見てくれることもありました。
創業の場合、日本政策金融公庫が話しやすいのでこちらを前提に検証します。

・フルローンできた場合 2500万借入 金利2% 15年返済
毎月の返済額 約16万円 利息部分400万/15年分

公庫では、融資額は自己資金の何倍までという考えがあります。(担保がない場合)
たとえフルローンだとしても自己資金は必要です。
リースの場合

リースは代理店紹介、銀行紹介などの経路で申し込みます。
基本年数は7年ですが、交渉で8年や9年にもできます。
一般的には法人格が必要という条件が多いです。
リースの場合、償却資産税や保険料がかからない、支払額が全額経費となるというメリットがある反面、すべてを上乗せして払うため借入より高額になりがちです。

私が初めて使用したときは金利換算で6%くらいでした。
そして7年を経過したのちは年間支払額の1/12を毎年支払う契約です。

リースの場合、内装工事費やロイヤリティは含めることができないため、300万~500万くらいは自己資金が必要です。(もしくはその部分は銀行借り入れ)

・リース7年 2200万
支払額 約32万円/月(同年融資だと22万/月) 利息部分500万/7年
償却資産税:7年間総額124万円(14763円/月=金利0.8%相当)

借入とリースの考察

借入とリースを比較すると断然借り入れが良いことがわかります。
支払総額が半分で済みますね。
普通借入年数が長いと利息が多くなりますが、むしろ借入の方が100万も安い結果でした。

出店をいくつもしないのならば借り入れ1択だと思います。

借入の場合、複数出店がし難いのがこのパターンのネックになってくるかと思います。
代理店が自分で出店しない(直営店が少ない)理由はここにあるんです。

それぞれのいいところをまとめると以下の通り。


借入のメリット
・返済年数を長期でとれる
・金利部分が少なくて済む

リースのメリット
・借入の枠を残せる(リースは借金ではない)
・経費処理が簡便
・比較的高額でも審査が通りやすい


テナントを借りるとどうか(出店候補地探し)

テナントは地域差によって家賃が違うので金額ではないところで考察していきます。
テナントがいいのは何より売り上げがたつかシュミレートしてから出店できることに尽きると思います。
デメリットとしては敷金礼金の初期費用が掛かること、家賃にはテナントオーナーの利益が含まれることがあります。
場所によっては営業時間の制限があったり、内装や外装の制限もあるかもしれません。

考察の結論

一番よくあるパターンで収支を計算してみます。
わかりやすくキャッシュフローで

  • 家賃  10万
  • 返済  16万
  • 管理費   1万
  • 清掃費   4万
  • 集金    2万
  • 洗剤等   1万
  • 費用計 34万

必要売上額 48.5万円(水道光熱費率30%として計算)となります。
リースの場合は71万の売上がたつテナントでないとキャッシュフローがマイナスになってしまいます。

今の状況では80万いく店舗は1等地でなかなかありません。
60万くらいが合格点といったところなので、リースを多く組む場合、当初7年は持ち出し覚悟か3割以上自己資金を投入していく必要がありますね。

フランチャイズ×借入×テナントであっても売上60万を狙えるテナントでいくと10万ほ
どの収支を得ることができそうです。
運営の手間が極力少なく、サラリーマンやお忙しい看護師の方など副業にお勧めのスタイルです。

この場合の投資利益率は4.8%(120万÷2500万)ということになりますね。

あとは今回省略したメンテ費用や突発的な対応費、売上の変動も考慮してご判断ください。

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